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 私立小学校へのソボクなギモン   【キッズライフなび】

 

 特集    私立小学校へのソボクなギモン


子育て・幼児教育・育児

 

私立小学校へのソボクなギモン

 

東京・神奈川には83の私立校があり、およそ3万7000人もの子どもたちが通っています。でもわからないこと知らないことも多いですよね。理英会の佐々木「みーこ」先生に、私たちの疑問に答えていただきました。

 

 Q:どんな入試内容なの?

A: 家庭での子育てを見られます。ペーパーテストのほかに、集団行動、運動などの課題を通して「人格」「友だちとの会話力」「絵画制作力」「運動能力」「指示理解力」「集中力」「言語力」などが試されます。その子が家庭でどのような子育てをされてきたか、という視点がポイントです。

 

 

 Q:学費はどれくらい?

A: 神奈川地区で平均50万円台
東京地区の諸経費を加えた年間経費が70万円台。神奈川地区だと平均50万円台です。この平均を高いと思うか安いと思うかそれはそれぞれの考え方ですね。わが子をとりまく環境の安心・安全にいくらまで出せますか。

 

 

 Q:通学距離に制限はありますか?

A: 学校によってさまざまです。制限する学校は子どもの体力、緊急時の対処や安全面などを理由にしています。制限しない学校は家庭との協力で安全は確保できると考えているようです。アンケートの結果、1時間10分以内が平均の通学範囲です。

 

 

 Q:勉強についていけるかしら?

A: 「わかる」環境があります。私立小学校では専科の先生や習熟度別クラスなど「わかる」環境を整えています。わからない子には休日に個別指導するなど学校ごとに対策があります。多くの学校が児童の様子には細心の注意を払っています。

 

 

 Q:女子校で大丈夫?

A :女子校ならではの教育があります。女子校のよさとして、マナー教育が整っている、生涯を通じた友達ができる、「おもいやり」などの心の勉強ができる、といった点が挙げられます。

 

 

 Q:どんな人が通っているの?

A: 保護者の多くは会社員です。10年前は保護者の1位がお医者さん、2位が経営者でしたが、現在、理英会の合格者の集計では「会社員」がトップで、お医者さんはその次。特筆したいのは、わが子の勉学環境を真剣に考えていらっしゃるご家庭というとです。

 

 

 Q:どんなふうに選んでいるの?

A:イベントを活用しています。理英会の保護者のアンケートのトップ3は、

1.近所に通っている人がいるなど周囲からの情報で。   

2.学校説明会や情報フェアで、直接訪問したり先生の話を聞いて。

3.理英会主催の校長先生の講演会や先輩ママのお話会などで情報を得て。オープンスクールなどわが子に体験させて親子で考えるといいですね。

 

 

 安心できることが私立小学校の魅力
私立小学校の魅力について尋ねる方が多いのですが、環境や先生、勉強の内容など、すべてにおいて「安心できる」ことがなによりの魅力だと思います。5つのカテゴリーについて考えてみましょう。
まず「環境」。入試を経て集まった子どもたち、親たちの集団。勉強に対してもモラルに対してもいじめに対しても、同じ考え方の方が集まっているので安心です。

第二に「先生」。公立の先生は異動があり、養育の質も千差万別。私立の先生はその学校が採用しているので愛校心があり、熱心です。

第三に「友人」。同じ入試を経ているので考え方が同じ方向を向いています。また次の受験まで時間があるため、互いに競争相手ではなく、同志でいる時間が長いのが特徴。一生を通じての友人ができる可能性が大きいです。

第四に「心を育てる」。公立のように、道徳観は道徳の時間に教え込む、親の道徳観が違う、だから身につかない。というジレンマはありません。私立は共有する道具の扱い方、友だちへの言葉がけなどわかっている子どもが集まっています。「心の教育」が自然となされます。
最後に「勉強の内容」です。私立小学校は教科書だけの勉強をしていません。公立のとの勉強の違いはそこにあります。先生方が作られた資料やテストや市販の教材なども充実。もちろんパソコンなどの教具も充実しています。
男の子は中高一貫校をめざしてあえて私立小を選択する方が多いです。女の子はわが子の価値観が決まる重要な時期に、思いやりや他者への愛情といった心の教育を考えて選択されているようです。いずれにせよ子どもの個性に合わせて環境を考えてあげたいですね。

 

※2011年1月現在

情報提供: 理英会

 

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